なお
2020.06.13

フリーランスの時間は自由!でも仕組みを作らないと不自由?

仕組みは絶対に作ったほうがいい

フリーランスとして起業したとき、開放感とともに不思議な気持ちになりました。

出社時間もない、休憩時間も決められてない、退社時間も休日もなにも決まってない。
会社勤めから急にフリーランスに移行すると、「こんな毎日で本当に大丈夫?」と不安になったものでした。みんなが「出勤」して「勤務時間」を過ごしている中、青空を眺めて散歩もできる毎日。

これが自由なんだ、とも思っていたかもしれません。

事実、仕事をとってきてこなしさえすれば生活費は賄え、昼間好きな時間に好きなことをすることができます。誰からも文句を言われません。

仕事量が増えてくると一変する

ただ受注量が増えてくるとそうはいきません。

打ち合わせ、制作、校正・修正など、それらの作業が複数案件をまたいで同時並行していきます。

そうするとより正確なスケジュール管理が求められ、時間に追われる日々が続きます。

こうなってくると昼夜・平日週末の境も曖昧になってきます。

このような中、自由な時間を作り出すものが仕組みづくりでした。

仕組みづくりをすることで、忙しい中でも自由な時間を取り戻すことができます。

仕組みのない自由は自由なようで不自由だから

仕組みがない。出勤時間、勤務時間、退社時間、月の平均出勤日数などの全ての縛りがないフリーランス。

いつ、どこで何をしても誰からも何も言われない。なんという自由。

見渡せて把握しきれるだけの仕事量であればそんな毎日もいいと思います。

しかし前述の通り仕事量が増えてくるとそうはいきません。

サラリーマン時代は休憩時間で、退社時間で、休日で守られていた自分の時間を守ることができなくなります。誰も守ってくれません。

会社の仕組みの中で生きている人たちの方がよほど自由な時間を確保することができます。

この、仕組みのないフリーランス。本当に自由でしょうか。この状況に陥ってしまうと実に、不自由です。

まずはルーティーンを作ってみる

例えば、まずはルーティーンを作ってみるとどうでしょうか。

私はブログやSNS等の情報発信作業は朝のうちに済ませてしまいます。

午前中には絶対にアポを入れず、作業に集中するようにしています。

午後は残作業や、アポが入っていれば打ち合わせや商談を行います。

18:00には作業を止め、19:00までに経理処理と翌日の予定を立てます。

土曜日はその週の作業量の中で、予定に届いていない分をこなす調整日としています。遅れている作業があれば対応し、終わり次第に事務所から出る。そして日曜日は休み、次週には絶対に仕事を残さない。

たいした時間管理ではありませんが自分にはしっくりきています。

こうするだけでも情報が整理され、だらだらと目の前の作業をこなすだけではなく、いつまでに何をどれだけ終わらせる必要があるかが自然と意識できるようになります。

毎日19:00以降の時間は確実に確保できるようになり、日曜日は確実に身体を休め、平日にうまく運ばせられれば土曜日もゆっくりできる。なれてくれば平日の午前午後も適度な休息を入れられるようになります。

またこのルーティーンがしっかり染み付いてくると、仕事の相談を受けても「ただ受ける」のではなく、スケジュール的に受けられるか受けられないかの判断がしやすくなります。外注を使えばさばけるかどうかの判断も容易です。

仕組みは制限があって窮屈なものではなく、より効率よく仕事を回し、自由な時間を作るためのものでもあります。

重要度と緊急度のマトリクスを併用すると、より効率よく優先順位の高いものから処理でき、さらにスムーズに仕事がこなせるようになります。

もちろん仕組みづくりしなくても自由で楽しい

繰り返しになりますが仕事量によってはこのような仕組みがなくても十分自由に日々を送ることができると思います。

また私にはできませんが、仕事量が増えたとしてもその人の能力によっては仕組みが無くてもコントロールができるかもしれません。

仕組みがあった方が時間から開放される!

私のように不器用な人ばかりでは無いと思いますので、多少仕事量が増えても皆さんは上手にコントロールされることと思います。

ただもし、以前の私のように日々の時間管理で悩まれている方がいらっしゃれば、ぜひ簡単なルーティーン、一日の時間割をしてみてください。

少しでも改善が見られれば、その時間割をよりブラッシュアップしていけると思います。

だれかのものを真似してみてもいいと思います。

個人的には、フリーランスは自分で舵取りをして自分の足で生きているという感じが大好きです。

全ての結果は自分の判断次第、一度きりしかない人生をより楽しむため、情報交換をしながら一緒に頑張りましょう。