さゆ
2022.11.09

心が散らかると部屋も散らかる。

最近、子供との関わり方がわからなくなってしまい
うまく会話もできなくて
気持ちが沈んでしまうことがありました。

前回の記事で紅葉に行ったのは、
実はその罪滅ぼし的な部分と、こんな自分を変えるきっかけが欲しい・・・
そんな意味もあって気分転換に家族で紅葉狩りを計画しました。

傷つく言葉をお互いにぶつけてしまったり
ほんとは許したいのに、
どうしても心を開いて柔らかくお話しができない。

キッチンに立つだけで涙がボロボロ。
レンジフードに隠れて、家族に気づかれないように泣いていました。

自分よりも相手を思いやる大切さ。

私を悩ませた最大の理由は娘の『少食・偏食・食事に時間がかかる』と言うことでした。

私は『好き嫌いせず食べる』『感謝する』『残さず食べる』これが頭の中を占めていて
そのルールからはみ出した瞬間
『せっかく作ったのに。』
『献立も予算も計算しながら作ってる大変さわかってくれないの?』
『そんなに食べれないなら自分で作りなよ』

こんな自分本位の意見をぶつけてしまいました。

自分で作れないのもわかっているのに。

余裕を無くし娘のお話しを聞く姿勢も持たず一方的に責める自分にまた嫌になり
母親としての自信をなくしていました。

『どうしたら食べられるかな?』
『量はどうかな?』
『給食は食べれてるの?』
『お皿が大きすぎるかな?』

ほんとは、こんな言葉をかけて欲しかったと思います。

娘が言いたくても言いにくい事を拾い上げて
ゆっくりと聞いて
自分とは違う人間であることを大前提に
娘にとって丁度良いってなんだろ?
無理なく、これなら頑張れそう!って思える量や形ってなんだろう?

そうです。
自分よりも、困ってる相手のことを考えてあげる。

これが何より大切だなと感じました。

持論の『好き嫌いしない・残さない・感謝する』
は頭の中から一度全て追い出して

『一緒に考えよ』

これが言えるまで1週間かかってしまいました。

もし、私が仕事でつまづいて
仲間に
『そんなの自分で考えなよ』
『知らないよ』
『どうして出来ないの?』

こんな態度を取られたら、どんな気持ちになるだろうか。
考えるまでもなくわかります。

なのに私は娘に冷たくあたってしまった。
こんなときやっぱり私に出来る事。

『掃除しよ。』

そう思い、自分のスペースではなく
家族みんなが気持ちよく過ごせる空間中心に掃除をしようと決めて
休日を1日掃除に充てました。

掃除・収納こそ相手を思いやる事に直結している。

子供のスペースを見た時
使いにくそうだな・・・と素直に感じました。

片付け出来てない!じゃなくて
片付けが上手く出来るようにしてあげたいな・・・

そう思いました。

娘が最近よく使ってるのはこのあたりの文具やおもちゃだな〜
息子はこれをリビングまで持ち出してるな〜
ここに置くと背がもう少し足りないだろうから下に置こう〜
処分して良いものがないか聞いてみよう・・・

子供たちの普段の様子を思い出しつつ
どうやったら遊ぶ時にストレスなく出し入れできて
物の把握や管理がしやすいかな〜

などを考えることは
『相手を思いやる』
と言うことに直結すると思うんですよね。

洗面台一つにしても
夫が使いやすい高さ、位置
子供が使いやすい形、場所
みんなで使う場所だから、みんなが心地よくいられる収納を考えていると

心が穏やかになっていきました。

半日以上かけて掃除をした後のコーヒーは
同じ味とは思えないほど不思議と美味しかったです。

その日、娘が帰ってきたとき部屋の様子に気づいて
飛び上がって喜んでくれて
思わずまた涙が出そうになりました!笑

宿題は置いといて
娘とゆっくりココアとお菓子を食べました。

すると娘が

『お道具箱が綺麗になったからクリスマス飾りを作りたい!』
とリクエストをもらえることもできました。
夜ご飯は量に注意して
スピードもゆっくりながらも頑張ってくれました。
食べ終わった後に折り紙でクリスマスリースを作りました。

1週間ぶりに心の底から笑顔でお話しをすることができました。

お部屋が散らかっている時は
心がモヤモヤしたり、ざわついているサインなんだなと気づけた1日でした。