なお
2021.10.30

音声コンテンツを聞いていて気づいた配信者とリスナーが注意するべきこと

配信者の専門分野以外では配信者とリスナーには大きな差がない

もちろん多くの配信者、リスナーは自覚が出来ていると思うのですが、
心配になる配信が少なくないのでここでアウトプットをしてみます。

ある専門家さんの音声配信を聞いていました。
その配信者さんにリスナーさんがコメント欄で行った質問は、
専門分野外の教育的な内容でした。

配信者さんに子どもがいないということはおいておいて、
そのやりとりに違和感を感じました。

リスナーさんはその配信者さんを気に入っていつも聴いているであろうから、
自分の悩んでいることに対してその配信者さんに相談したいしどう考えているかを聞きたい。

配信者さんは大勢の人に話をする立場になっていて、
しかも頼られているとなれば自分の考えを持って回答をしますよね。

その場の空気としてはまるで先生に質問をしているかのような、先生が回答をしているかのような感じなのですが、
その内容に関しては対等な一個人でしかありません。
事実別の考えを持った人がそれに対してコメントをしていて、
それに対する回答としてはまた頼りないものでした。

リスナーは過度に心酔しない方がいい

多くの人に配信をしている立場だからといって、
専門分野ならまだしも、価値観や教育など明確な回答が無いものに対して正しい答えが返ってくる保証はありません。

それは当たり前なのですが、
心酔してしまっていると話が変わってきます。

この人が言っているのだからそうなんだ、
自分もやってみようと思う大衆が多いように感じます。

配信者は過度にアドバイザーにならない方がいい

多くの人を対象に喋って、その中の人から頼られて、
自分が偉くなってしまったように感じてしまうのもしかたないと思います。

ただ自分はあくまでリスナーと対等な一個人であって、
自分が行う意見もあくまでいち意見であることは念をおして喋る必要があるように感じました。

もちろん再三念を押しても、
心酔してしまっている人はそのまま受け止めてしまう可能性があるので、
大変むずかしいことだと思います。

誰もが簡単に発信側になれる昨今では各々のリテラシーが更に重要

誰もが簡単に発信者になれて、
多くの人を対象にすることも難しくない昨今、
より各自のリテラシーが求められていると思います。

ただテクノロジーやトレンドだけがどんどんと進んでしまって、
大衆のリテラシーが置いてけぼりになっているのが現状だと思います。

これから先プログラミング学習を始めとするITスキルがより重要になってはくると思いますが、
基本的なリテラシーについて十分な時間を割いて身につけていく必要があると感じます。