なお
2021.09.12

自然と文明のバランスについて思うこと

楽になればいいというものではない

もう多くの人が同じことを思っていると思いますが、
人間がどんどん楽になる方向ばかりにシフトする必要は無いですよね。

便利になる代償としてジム通いをするとかそれこそ本末転倒な気がします。

手間をかければいいものもある

家を例に考えてみたいのですが、
気密性が高くて、外は雑草が生えにくい状態にしてあって、一見便利だと思います。

でも別に土や草を残したっていいし、
虫がいたっていい。

自然の状態から離れるほど温暖化を始めとする各種の歪が生じるはず。

伸ばすところは徹底的に伸ばす

ただテクノロジーがあったほうがいいものもたくさんあります。
個人的に代表的なものと感じるのは情報伝達です。

特に災害時、避難情報や安否情報、今回のような感染症の情報等、
早く正確に伝達できるにこしたことはありません。

テクノロジーが必要不可欠な分野に関しては徹底的に伸ばしていいと思います。
逆にそれ以外の分野に関しては「丁度いいところ」でとめておいてもいい、
もしくは手を付けることすら必要ないと思います。

不必要にテクノロジーが進化拡大している分野は単純に資本主義社会における市場原理に沿っているだけで、
必要かどうかは度外視されていると思います。

視覚的に近未来的になる必要はない

文明の進化に伴って、街がどんどん未来的になっていくという先入観がありますが、
必ずしもそうでは無いと思います。

土や草が広がっている中に住居があり、虫や動物がいて、
作物を育てているような原始的な生活をしているけれど、
情報伝達技術がめちゃくちゃ発達していて瞬時に簡単に必要な情報が得られる世界。
もちろん医療技術は必要分野なので、最適な医療が全世界で受けられる。
加工食品は不要なので、自然から獲れたものを摂取しているため健康被害はもともと少ない。
過度な移動手段は不要なので、農作業とあわせて身体を動かす機会が多いので生活習慣病も少ない。

これって「文明が発達していない」と言えるでしょうか。

持続可能な社会ってこういうことだと考えています。
今の世界はバランスが悪すぎる。

自分はマンガコンテンツにフルコミットしていきたいので、
上記のような考えをマンガで表現していきたい。

ただ多くの人に理解してもらうことは困難だと考えています。
なぜならばこれまでも多くの人がいろんなメディアを通じて訴えてきたはず。

でも世の中は変わらない。

ただ、だからやらないという考えにはならないので、
できることをやっていきます。