なお
2021.09.21

農地の名義変更にハードルを感じた話

無条件に名義変更できない

農地の名義変更について、正直もっと簡単に考えていました。

売り主、買い手で話がつけばあとは手続きだけ、
みたいな簡単な話ではありませんでした。

ただこれは全国一律のルールでは無いようなので、
あくまでご参考までにお読みくださいね。

4,000平米の壁

一番印象的なのがこの4,000平米の壁でした。

受け渡しする田畑の面積の合計が4,000平米ないと、
そもそも名義変更をさせてもらえません。

この条件は結構厳しいのでは 汗

(平米とかhaとか完全に忘れていたので思い出すいい機会になりました・・・)
(1平米=0.0001ha=1反、みたいですよ。あってるかな?)

営農計画も必要

そして4,000平米の壁をクリアしたとしても、
「今後きっちり耕作していきます!」という計画書が必要になります。

これはちょっと仕方ないのかなとも思います。
農地を守るという前提があるようなので、
簡単に受け渡しはさせないということですよね。

他にもチェックが・・・

あと農業委員会だったかな、
ちゃんとチェックも入ります。

うちは営農計画の中にも記載をしていますが、
最初数年は地元の農家さんにかなり手伝ってもらう予定になっています。

管理も頼っているので、自分はまだ全部の事情を把握できていないと思います。
逆に言えば地元の農家さんにお手伝いをお願いできれば、ハードルがちょっと下がると思います。

断念する人が少なくない

ざっと書いたこれだけの条件でも、
移住を断念する人が少なくないとのことでした。

私の住んでいる地域でも同様で、
せっかくこの地域に移住を検討してくれていた人が、
農地の問題で断念したというケースが個々数年で数件あったそうです。

これはちょっともったいない話だと思います。
もちろん農地の名義変更を簡単にできてしまうことによる弊害はあると思いますが、
ちょうどいいバランスを模索していかないと地方そのものがより早く衰退していきかねません。

ルール改正について

ただルール改正も検討されているような話を聞きました。
これには期待をしています。

今後都市と地方の人口さができるだけ少なくなってほしいと思っていますし、
そうなっていくとの話も聞きました。

そのためには仕組みもあわせて変えていく必要があると思いますので、
ビジネスも地域も、時代に合わせて変化をしていかないと取り残されていく。

厳しい世の中にも感じますが、
変化さえすれば対応していけるし、
むしろ時代の流れを利用することもできるかもしれませんね。

前向きに、保守的になりすぎずに、自分中心になりすぎずに、
まずは好きな地元がよりよい方向にいくようにできることをやっていきたいと思います。