なお
2021.10.18

【クラファン終了間近】地方のミニシアターチョイスの映画が全国で楽しめるようになる|豊岡劇場

この記事は地元唯一の映画館「豊岡劇場」のクラウドファンディングについての記事です。

「細かいことはいいからまずはクラファンの内容を知りたい!」という方は、
↓こちらのリンクからご覧ください。

https://motion-gallery.net/projects/toyogekihaishin

なぜこの記事を書くのか

豊岡劇場さんの取り組みに対して、
単純に自分にできることをやりたいと思ったからです。

この豊岡劇場の運営に関わる方々には大変お世話になり、
その豊岡劇場を応援したい人のSNSでの言葉には胸を打たれました。

ただ個人的な感情だけを書き綴るだけでは「なるほどな」で終わってしまうので、
調べた情報をもとに自分なりの考えを加えてこのクラファン達成によるメリットを明確にしようと思います。

地方のミニシアターチョイスの映画が全国で楽しめるようになる

全国に広がる各ミニシアターは、それぞれの支配人・番組編成者が現在市場にある映画作品選び、配給会社からその作品を仕入れ上映しています。この行為が映画館の最大の価値だと思います。「選んでいる」ということ、それが映画館の役目でしょう。

ミニシアターがそこにあり続けるために、映画館・豊岡劇場は第3、第4スクリーンを開設します。(MOTION GALLERY)

クラウドファンディングのページにこう書いてあるとおり、
私が思うこのプロジェクトの魅力は、
地方のミニシアターがチョイスした映画を全国どこでも楽しめるようになるということです。

そもそも「ミニシアター」の意味もよく理解をしていなかったのですが、
「大手映画会社の直接の影響下にない独立的な映画館」といったような意味合いだそうです。
ここでは詳しく掘り下げませんので、ご興味のある方はぜひ調べてみてください。

ちなみに「MINI THEATER MAP」なるものがあるようですのでリンクを張っておきますね。
全国のミニシアターを網羅したページになっています。

http://savethecinemamovement.jp/map/

「映画館のファンになる」ということ

調べていた中で面白いと感じたのはこれです。

全国のミニシアターでチョイスをする映画にもそれぞれ特徴があって、
その映画館のチョイスが自分の好みとマッチして繰り返し通うファンになる、みたいな記事がありました。

本でも服でも、自分の好きなものがよく揃っているお店って一番近いお店じゃなくてもよく行ったりしますよね。

映画もきっと同じなんじゃないかと思いました。
みんなが知っててCMでもよく見るような映画が好きな人もいれば、
万人受けはしないかもしれないけどコアな魅力がある映画が好きな人もいます。
(自分は前者のタイプで、先日も豊岡劇場に夫婦で『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』を観に行きました)

でも自分の好みにあった作品をチョイスしている映画館が存在をしていても、
近場に無いからなかなか行けない。むしろ出会うことすら無い可能性の方が高いかもしれません。

でもミニシアターがオンラインにやってきたら・・・。

そう考えるととってもわくわくしました。
クラウドファンディングのページでも書かれている通り、
豊岡劇場が始めようとしているサブスクの金額は一般的な配信サービスよりも高いかもしれません。

でもその配信しているコンテンツは一般的なものではなく、
ミニシアターがチョイスをしているという価値がついていると思います。

これは一般的な感覚ではないかもしれませんが、
ミニシアターやその作品を愛する人からすればそうではないはず。

豊岡劇場さんの取り組みやミニシアターの現状について調べていく中で、
オンライン上にミニシアターの劇場が存在する世界線を自分は見てみたいと思いました。

クラウドファンディングへの支援はこちらから↓

https://motion-gallery.net/projects/toyogekihaishin

関わっている人たちについて

以上が豊岡劇場さんの取り組みについてのお話でした。

あとは個人的な感情のお話になりますので、
プロジェクトが気になる方は↑上のクラウドファンディング用ページをご覧ください。

豊岡劇場の運営会社について

クラウドファンディングページ内の動画でも出てきますが、
この豊岡劇場の運営会社は有限会社石橋設計という不動産業を中心とした会社さんで、
『ハンバーグのビアドリット』という飲食店の経営も行っています。

このハンバーグも地元贔屓なしで本当に美味しいです。
最近大阪店もできましたよ!
http://viadritto.com/

この石橋設計さんは私が2011年3月、
東北大震災の月に開業した当初からお世話になっています。

開業日が3月12日と、震災の翌日であったり関係者が関東方面いらっしゃったりと大変だったであろうにも関わらず、親切に対応をしていただきました。

当時はまだ少なかったコワーキングスペースの運営を開始されたところで、
その1ブースをお借りするところから始まりました。

住居としてワンルームも1部屋借りて、いろいろと融通もきかせていただいて、
今の自分があるのはこの時のご恩があったからと言えます。

にも関わらず私が不出来なためご迷惑もたくさんおかけしました。
それでも社長はいつも笑顔で対応と助言をして下さいました。

恩返しはまだまだ出来ていません。

現場責任者伊木さんとの出会いと今

伊木さんとは私が創業する少し前に出会いました。

出会いは取材。私がフリーペーパーの編集部で仕事をしていた時、
音楽イベントの取材として関係者さんを訪れた先でバンドメンバーとしてそこにいました。

当時ではまだ少なかったミラーレスカメラを持っていたことを覚えています。
伊木さんはカメラ好きで写真もとっても上手です。

その後、伊木さんとの再開のきっかけは『TAJIMA WAVE』という但馬の野外音楽フェスでした。
伊木さんはこんな私にチラシやポスターの相談をしてくれました。

今の自分はこのきっかけがなければ全く違うものになっていたことは間違いないです。

『TAJIMA WAVE』は2011〜2014まで続き、
その間ずっとお手伝いをさせていただきました。

正直働きとしては全然足りていなかったと思います。
自分よりもずっと若い伊木さんたちは実行力も判断力も高く、
だからこそ『TAJIMA WAVE』は続けられていました。

関わっていたメンバーは各々次のステップに進み、
伊木さんも豊岡劇場に関わる形で今日まで活動を続けています。

少なくとも私は伊木さんが人前で弱音を吐いているところを見たことがありません。
自分が引っ張っていくこともでき、同時に常に誰かを支えられる人です。
私の方が年上ですが、助けてもらってばかりでした。

恩返しはまだまだできていません。

理屈を抜きにしても力になりたい

これが自分の本音だと思います。

活動の内容や魅力ももちろん偽りのない考えですが、
単純に力になりたい。

取り組みをご一読頂けましたら幸いです。

https://motion-gallery.net/projects/toyogekihaishin